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106.巨釜(おおがま)、折石(おれいし)、半造(はんぞう)

大釜、折石、半造

唐桑半島を代表する奇岩

巨釜・折石・半造は唐桑半島を代表する奇岩で、起源は約2億6千万年前(古生代前期ペルム紀)の石灰岩からできています。その大部分は約1億2千万年前(中生代前期白亜紀)の火成岩が入り込み、その熱によって結晶質石灰岩(大理石)に変成しています。

巨釜

唐桑半島中央部の東海岸に位置します。巨釜という地名は浜から沖合を見ると、あたかも大きな釜のなかでお湯が煮えたぎっているように見えること、沖にある八幡岩が蓋のように見えることと名付けられたとも言われています。

折石

折石は高さ16m、幅3mの石柱です。気仙沼のシンボルの一つです。1896年(明治29年)の明治三陸津波の時に、先端が2m程折れたことからこの名が付きました。折れる前はろうそく岩と呼ばれていたそうです。

大釜、折石、半造

折石

半造

半造という地名は諸説あり周囲一帯は海産資源が豊富で、商売が繁昌したことから、「繁昌」と名付けられ、次第になまり「半造」となったという意伝えや、釜が半分だけ完成したような形なので名付けられたとも言われています。

半造からみた巨釜

半造からみた巨釜

 

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