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43.モシリュウ化石地

モシリュウ化石産地

「モシリュウ」発見の地

1978(昭和53)年夏、岩泉町小本の茂師で日本初の恐竜化石が発見されています。それまで地質学界では「陸上で恐竜が繁栄していた約2億4,000 万年前~約6,600 万年前(中生代後期三畳紀~ジュラ紀~白亜紀)には、日本列島の大部分が海の底にあったので恐竜の化石は見つからない」と考えられていました。しかし、約1億1,000万年前の浅い海で堆積した地層(宮古層群)の研究のために小本を訪れていた花井哲郎氏(当時、東京大学理学部教授)と加瀬友喜氏(当時、国立科学博物館研究員)が、滞在していた民宿の近くの崖で、海の生き物の化石を多産する地層(宮古層群田野畑層)から大きな脊椎動物の骨の化石を偶然見つけました。
化石の状態が悪いため、種の特定には至っていませんが、この恐竜は、発見地である茂師にちなみ「モシリュウ」と命名されました。陸上で生活していたモシリュウが海に溜まった地層から発見されたのは、陸上で死んだ後、海に流され、海底に堆積したためと考えられています。
現在、モシリュウの上腕骨の化石は国立科学博物館日本館で、レプリカが岩手県立博物館で展示されています。

岩手県立博物館にあるモシリュウの復元骨格

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