日本ジオパーク認定 三陸ジオパークオフィシャルWebサイト

ジオサイト

45.龍泉洞・新洞

龍泉洞・新洞

地下に広がる芸術空間

龍泉洞・新洞などの鍾乳洞は、約2億数千万年前(中生代三畳紀)の火山島の上に有孔虫やサンゴなどの生物の殻が堆積してできた石灰岩(安家層)が、大陸縁に付加した後隆起して地上に押し上げられ、長い時間をかけて雨水に侵食されて形成されたものです。安家層は岩泉エリアに広く分布しており、南斜面に石灰岩の断崖がそそり立つ宇霊羅山(うれいらさん)や鍾乳洞などで石灰岩特有の地形や景観を見ることができます。

龍泉洞

龍泉洞は、大規模な地底湖と多彩な鍾乳石群の美しい造形が見られることから、日本三大鍾乳洞のひとつに数えられ、日本の地質百選にも選ばれています。龍泉洞の洞内は、明らかなところだけでも3,600m以上あり、全容は5,000m以上に達すると言われています。一般に公開されている1, 200mの区間では、歩道、照明、解説板が整備され、安全に観察することができます。
奥から湧き出る清水は名水百選にも選ばれ、数ヶ所に地底湖を形成しています。なかでも世界有数の透明度を誇る水深98mの第3地底湖は、ドラゴンブルーの名の由来となった青みがかった水を湛えています。

龍泉洞第3地底湖

龍泉洞第3地底湖

こちらの「ジオコラム」もご覧ください

龍泉新洞

龍泉新洞は、龍泉洞入口の向かい側にある鍾乳洞で、1967(昭和42)年に発見されました。洞内からは縄文時代早期とされる多数の土器・石器が出土し、鍾乳洞を利用して生活していた人々の暮らしを知ることができます。
「龍泉洞新洞科学館」では、洞穴学・地学・生物学・考古学などの貴重な資料や標本を展示する、自然洞穴科学館です。

龍泉新洞科学館

龍泉新洞科学館

関連するブログ記事

2017年3月29日

龍泉洞応援イベント『岩泉「命の水」をたどる~その源から恵みまで~』を開催しました!!

龍泉洞応援イベント開催しました!! 平成28年8月に発生した台風10号により甚大な被害が出た龍泉洞が...続きを読む »

2016年1月15日

さんりくジオだより第20 号を公開しました!

さんりくジオだより第20号 をダウンロードページにて公開しました! 昨年11月末~12月始めに住田町...続きを読む »

2015年12月22日

いわてのジオのものがたり38

連載38回目! 自然豊かな渓流、豊間根川。 そこには南の海からやってきた、北上山地北部の「もと」とな...続きを読む »

2015年11月16日

さんりくジオだより第18号を公開しました!

さんりくジオだより第18号 をダウンロードページにて公開しました! ユネスコ地球科学部長P・マッキー...続きを読む »

2015年8月8日

大地の記憶生命の軌跡⑱

連載18回目は、岩泉町の「龍泉洞」「安家洞(あっかどう)」、住田町の「滝観洞(ろうかんどう)」の特集...続きを読む »

マップ