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87.気仙縄文遺跡

気仙縄文遺跡

気仙の縄文遺跡群

蛸ノ浦貝塚(たこのうらかいづか)

大船渡湾に面する標高35mの丘陵上に立地する縄文時代前期~中期(約5,500 ~4,000 年前)の遺跡で、1934(昭和9)年に国の史跡に指定されました。
屈葬人骨や住居跡のほか、アサリ、マガキなどの貝類、マグロ、タイなどの魚類、シカ、イノシシなどのほ乳類の骨、縄文土器、石器、骨角器が多数出土しています。
貝層の厚さは2m以上ある、日本屈指の大貝塚。釣り針など漁の道具も発見されており、漁労に携わる人びとのムラであったと推定され、当時から豊かな海産物の恵みを受けていたことがわかります。

気仙縄文遺跡

気仙縄文遺跡

下船渡貝塚(しもふなとかいづか)

大船渡湾西岸の標高約20mの丘陵傾斜地にあり、縄文時代後期・晩期(約3,500 ~2,200 年前)の遺跡で、1934(昭和9)年に国の史跡に指定されました。
1960(昭和35)年のチリ地震にともなう津波被害により、海岸沿いにあった国道45号線を高台に移す工事の際に調査が行われています。発掘調査では縄文時代後期・晩期の土器及び弥生土器、石器、釣り針・ヤス・離頭モリ・貝輪などの骨角器のほか、埋葬された人骨の近くにイヌが発見されました。
当時からイヌも大切な仲間として暮らしていたと考えられます。

気仙縄文遺跡

気仙縄文遺跡

大洞貝塚(おおほらかいづか)

大船渡湾奥の東側、標高約31mの丘陵にある、縄文時代後期~弥生時代の貝塚で、2001(平成13)年に国の史跡に指定されています。
縄文時代晩期を中心とした土器や石器、骨角器のほか、人骨、ほ乳類・魚類の骨や貝が多数出土しました。骨角製の漁具や魚類の骨や貝の出土から、高い漁労技術をうかがい知ることができます。また、斜面に沿った4ヶ所の貝塚より出土した縄文土器の文様や形が時代に応じて変化するため、大洞貝塚出土の土器は東北地方における縄文時代晩期の時代を決める指標となりました。

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