〈ストーリー1〉 5億年の多様な大地
 三陸地域には、およそ5億年の歴史が刻まれています。大地の隆起と侵食が生んだ多様な景観を楽しむことができます。

〈ストーリー2〉 リアスの恵みとテラスの営み
 リアス海岸は、河川などが削ってできた深い谷間に、海が入り込んでできた入り江と湾が繰り返す海岸線が特徴です。海成段丘は、かつて波打ち際にあった平坦な海底が、大地の隆起や海水面の変動により地上に現れた地形と断崖が続き、海岸線が直線的になっているのが特徴です。

〈ストーリー3〉 オンリーワンの生態系
 特異な地質や岩石である「ハヤチネウスユキソウ」などの固有種や、厳しい気候条件である「やませ」などにより、亜高山植物の群落を育むなど、多様な生態系のなかでオンリーワンを見ることができます。

〈ストーリー4〉 豊かな地下資源
 国内屈指の産出量を誇る久慈琥珀、平泉の黄金文化を支えた気仙産金、広く三陸で行われていた「たたら製鉄」に始まり、日本の近代製鉄の礎を築いた釜石など、三陸の豊富な資源群が地域の文化、産業を支えてきました。

〈ストーリー5〉 大津波の歴史と共生
 三陸沖は太平洋プレートの沈み込みに伴う地震・津波災害の多発地帯であり、太古の地層にも大津波発生の記憶が残されています。三陸は津波災害と共生する知恵と教訓を伝えることができるフィールドです。