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105.御崎(おさき)

御崎

地層のずれを観察

御崎は地名の通り、唐桑半島の先端部に位置しています。
最先端では波打ち際で削られた「海食棚」という地形があり、断層運動による地層のずれが観察できます。
約2億5千万年前(中生代前期三畳紀)に海底に堆積したまだ十分固結していない砂や泥などが、水底の斜面を一団となってすべり下った結果、著しく褶曲した地層や、泥や砂が複雑に混ざりあって形成される特徴的な地層(スランプ構造)がはっきりと観察できる点で学術的に重要です。また、さざなみのような当時の弱い流れの痕跡(リップルマーク)も見ることができます。このように当時の海底の様子を知ることができるのです。

御崎

御崎

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