第4回「三陸ジオパーク認定ガイド」認定講座を開催
平成29年1月22日(日)、23日(月)の両日、第4回目の「三陸ジオパーク認定ガイド」認定講座を開催しました。
22日は北部会場(久慈市役所)、23日は南部会場(大船渡商工会議所)にて、認定をめざすガイドやジオパークに興味のある方など、40名を越える方々に参加いただきました。大雪が降った翌日、翌々日の開催でお足元の悪い中、多くの方々のご参加、ありがとうございました。
今回の講座は3つ。
選択科目でジオ概論⑥(三陸の畜産の特徴)、実践者のおはなし①、そして必修科目でプログラム作成、についての講義でした。
ジオ概論の講師は、畜産の専門家としてお仕事をされてきた、岩手県宮古農業改良普及センター岩泉普及サブセンター所長の加藤 満康さんです。北上山地や沿岸部に見られる平坦な地形が、牧場や牧草地として活用され、ブランドにもなっている肉牛や乳製品が数多く生産されている三陸。その畜産の歴史や開発事業、美味しい畜産物の生産などについて、お話しいただきました。食べ物の話になると、参加者の目の輝きも違っていました。
実践者のおはなし①でお招きした実践者は、ユネスコ世界ジオパークである洞爺湖有珠山ジオパークで、洞爺湖有珠火山マイスターとして活動されている荒町 美紀さんです。洞爺湖での活動内容やガイドする上での心構え、ガイド技術など、荒町さんの具体的な体験談を交えてお話しいただきました。参加者からの共感を呼ぶ、とてもわかりやすいお話しでした。北海道新幹線の開通、平成30年宮古~室蘭フェリー-航路開設など北海道がより近くなりますので、連携を深めていきたいと思います。
認定を受けるのに必修の「プログラム作成」では、前回の「観光概論」の講師でもあった三陸鉄道株式会社の成ヶ澤 亨さんです。添乗員や旅程管理者の経験を踏まえて、プログラムやシナリオの作成方法のコツなどをお話しいただきました。この講義を基に、今後参加者が自らプログラムを作成していきます。
今年度の開催は残り1回となりました。
次回は、北部が2月10日(金)、南部が11日(土)の開催です。
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