ネイチャーゲームを活用したジオガイド研修会開催しました!
平成29年6月26日(月)に、田野畑村ハイペ海岸で、「ネイチャーゲームを活用したジオガイド研修会」をNPO法人体験村・たのはたネットワークと共催しました。
この研修会は、昨年度誕生した「三陸ジオパーク認定ガイド」が講師となって、認定ガイド同士のスキルアップ、及び認定ガイドを目指す人向けに「自然案内」の紹介という目的で実施されました。認定ガイドを含め17名が参加しました。
「三陸ジオパーク認定ガイド」になるには、さまざまな団体が開催している「自然案内」に関する資格の取得あるいは講習会の受講が条件のひとつになっております。認定ガイドの皆様はいずれかの「自然案内」を取得されていますが、今回はネイチャーゲームコーディネーターでもある認定ガイドの渡辺さんが、一般の人にとってはまだまだハードルの高いジオパークを、ネイチャーゲームを導入にして楽しんでもらう方法について研修会を開催してくださいました。
今回は、「ジグゾーストーン」、「石の鑑定団」、「浜辺の美術館」という3つの活動を行い、石や地層への関心を徐々に高めていくゲームを体験しました。参加者も研修であることを忘れたかのようにゲームを楽しんでおりました。
解説が主体になりがちなジオパークのガイドですが、こうした活動を導入部分に実施すると、石や地層に馴染みのない方も、目の前にあるものにいくらか関心を持ってもらえ、その状態で本題を話すと、なるほど!と理解してもらいやすくなるのではないか、という渡辺さんからの提案に、多くの参加者はうなずきながら自らの体験を振り返っておりました。
さまざまなお客様に対応するためには、このように視野を拡げ、引き出しを増やし、ガイドプログラムを柔軟に組み立てる必要があるかと思います。多くのお客様に楽しんでもらえるように、お互いに磨いていきましょう。