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71.源水川(湧水)とイトヨ生息地

人々の暮らしと共にあった湧水

大槌町の町方と呼ばれる地域では約180 ヶ所もの自噴井(じふんせい)が確認されています。東日本大震災前は90 ヶ所程度が知られていました。大槌町に降る雨は大槌川と小鎚川に流れ出ます。雨水と川の伏流水は地中深く染み込んで、急勾配で下流域に下ることで、海側の圧力を押さえ込み河口付近の扇状地に湧き出ます。非常に狭いエリアにこれだけの自噴する井戸があるのは、国内では他に例がないと言われており、古くから生活用水や地域産業に活用されてきました。
また、湧水は人々の暮らしと共にあっただけではなく、絶滅危惧種でもある「淡水型イトヨ」の生息にも寄与しており、県内では唯一大槌町のみで生息しています。

源水川(湧水)とイトヨ生息地

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