「気まぐれ穴」
潮吹穴は長さ2.5m、最大幅65cmの紡錘形です。地表に露出するゴツゴツした岩は、約1億1,000万年前(中生代前期白亜紀)に堆積した宮古層群の礫層(れきそう)で、穴の下には、波の侵食でできた洞窟(海食洞)が海から続いています。大きな波が打ち寄せると、この洞窟のなかに入り込んだ海水が出口を求めて小さな穴から吹き出ます。 波が荒い時には潮が高さ30mにも達し相当の迫力になりますが、潮の流れや気候条件が揃わないと潮が吹き出さないため「気まぐれ穴」または「ほら吹き穴」とも呼ばれています。
潮吹穴
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