独特の地質が残した貴重な植物たち
多様な高山植物が登山者を魅了する早池峰山は、標高1917mで北上山地の最高峰です。森林限界を超えて視界が開けると、蛇紋岩と呼ばれるゴツゴツして滑りやすい岩場が現れます。ここでは、国の特別天然記念物にも指定されているハヤチネウスユキソウなど、早池峰高山植物群の可憐な草花をみることができます。これは、蛇紋岩などから構成される特有の地質が、崩れやすく植物が育ち難い過酷な環境をつくったため、他の植物の侵入が妨げられ、氷河期の植物たちが現代に残ったからだといわれています。
どこまでもなだらかな北上山地の稜線
山頂からは、東西に連なる早池峰連峰と北上山地を一望でき、平坦な稜線が続く独特の景観を楽しむことができます。大昔の海底面がそのまま隆起してできた準平原地形といわれるこの地形は、火山ではなく大地の隆起によってできた北上山地ならではの景色です。神秘の山に生まれた早池峰信仰と祭礼に催される早池峰神楽と併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。
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- いわて観光ポータルサイト いわての旅(早池峰山)