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116.大沢海岸(おおさわかいがん)

大沢海岸

日本の地質の説明に欠かせない「大沢層」

大沢海岸は大きな沢があることから付いたごく普通の地名です。しかし、地質学では、「大沢層」として日本の地質を説明するとき必ず出てくるとても有名な地名です。
地球環境の悪化により古生代の生物が大絶滅し、中生代になると新しいタイプの生物が出現します。大沢層は今から約2億5千万年前(中生代前期三畳紀)の地層です。黒色なので酸素量が少ない環境で堆積しました。しかし、アンモナイトや魚竜の化石が見つかることから、海面近くは生物が生息できる環境だったと考えられます。
大沢海岸

大沢層のアンモナイトの化石

 

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