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113.神明崎(しんめいざき)

神明崎

石灰岩からなり、化石も観察できる

神明崎(しんめいざき)の名は、岬に五十鈴神社が鎮座し、地元の人がお神明さんと呼んで親しんできたことによります                                                      宮城県で一番古い約2億8千万年前(古生代前期ペルム紀)の石灰岩からなり、露頭では古生代に繁栄したヒトデやウニの仲間のウミユリの化石も観察できます。
神明崎中間には、高さ10㍍の絶壁、横穴石灰洞「龍神窟」があり、総延長53㍍に及びます。東北では珍しい中空球状鍾乳石(直径1㌢前後)数個は壁に張り付いています。天井から密集して垂れるストロー状の鍾乳石や石筍、つらら石も自然の造形美を保っています。柵があり入ることができません。西側には、海水が今より低い時代にできた鍾乳洞(管弦窟)があります。
岬の東側には気仙沼から岩手県紫波町日詰につながる古い大断層(日詰-気仙沼断層)が走り、気仙沼湾はこの断層帯に沿ってできた低地に海が入ってできました。

 

マップ