春から夏にかけて菜の花が鮮やかに
ウミネコの一大繁殖地として天然記念物にも指定されている蕪島。本来その名の通り島でしたが、戦時中の埋立工事により陸続きになりました。
ウミネコは国内ではほとんどが断崖絶壁や離島で繁殖するので、その様子はなかなか見られませんが、蕪島だけは間近で巣を観察することができます。春から夏にかけて島を埋め尽くす約3~4万羽ものウミネコと、菜の花の鮮やかな黄色の花が織りなす光景は圧巻です。 蕪島の周りに見られる岩石は、火山礫や火山灰が元となる凝灰岩や火成岩であり変化に富んでいます。これは約1億3000万年前(中生代前期白亜紀)に海底で大規模な火山活動が起こり、その際に噴出したマグマや火山灰、火山礫等が堆積したものです。 また、蕪嶋神社へと続く参道には、三陸沿岸を襲った1933(昭和8)年と2011(平成23)年の津波の浸水高を示すプレートが設置されています。
このサイトの詳細情報サイト
- 青森県観光情報サイトaptinet(蕪島)
- VISIT HACHINOHE(国指定天然記念物・蕪島)