日本ジオパーク認定 三陸ジオパークオフィシャルWebサイト

ジオサイト

13.寺下観音灯明堂

寺下観音灯明堂

奥州南部糠部三十三カ所巡礼一番札所

階上岳の東の麓にある寺下観音は、奥州南部糠部(ぬかのぶ)三十三カ所巡礼一番札所として、たくさんの参拝者が訪れる由緒ある聖地として知られ、日本最古の「灯台」と言われる「灯明堂跡」があります。小舟渡岬(こみなとみさき)付近を航行する船の安全を願い、1729(享保14)年に津要(しんよう)法師によって建立されたと伝えられ、毎年5月には例大祭が行われています。
鎌倉時代に建立されたと言われる観音堂には、高僧行基が伝えたと伝承が残る観音像が安置されています。観音堂のほかに潮山(うしおやま)神社が祀られていますが、もともとは1186(文治2)年に御祭神である経津主命(ふつぬしのみこと)を観音堂に併せて祀ったとされ、神仏習合の聖地として古くから信仰の対象とされました。

寺下観音灯明堂

寺下観音灯明堂

マップ