[世界遺産]3,000年前の縄文漆器や国宝土偶を常設展示
是川石器時代遺跡からは、芸術的にも優れた造形の縄文土器や土偶のほか、木製の弓、漆器などが出土し、このうち963点が国の重要文化財に指定されています。国宝土偶は、風張1遺跡の竪穴住居跡から出土した、縄文時代後期後半(約3,500年前)のもので、まるで祈るかのように正面で手を合せ、両肘をたてて座る姿から合掌土偶と呼ばれています。
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館では、当時の縄文文化を学ぶことができます。
また、八戸地域には、かつて十和田火山の巨大噴火と縄文海進による特有の自然環境の変動があり、その痕跡が是川遺跡に残っている。
令和3年7月27日に、第44回世界遺産委員会拡大会合において「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産一覧表への記載が決定されました。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」は17の考古遺跡で構成され、北東アジアにおいて長期間継続した採取・漁労・狩猟による定住の開始、発展、成熟の過程及び精神文化の発達をよく示しており、農耕以前における人類の生活の在り方と、精微で複雑な精神文化を顕著に示す物証を観る事が出来ます。
是川石器時代遺跡は定住成熟期後半の多様な施設を伴う集落で河川流域における生業や高い精神性による祭祀・儀礼の在り方を示す重要な遺跡です。
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